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壮絶な打ち合いのフィナーレは8―9で迎えた9回だった。相手守護神・山崎の前にサンタナ、中村が倒れた2死走者なしからオスナがこの日3安打目となる左前打を放って出塁。ここで打席に入った長岡が2ボールからの3球目スプリットを右翼スタンドへ叩き込んだ。長岡はこれが今季1号。プロ4年目で放った通算10号が劇的な一発となった。序盤から壮絶な打ち合いとなった。ヤクルトは2回にサンタナの4号ソロで先制。だが、直後の3回に先発左腕・高橋が佐野の3号ソロで追いつかれると、ソトにも1号2ランを被弾して1―3とあっさり逆転を許した。その裏、主砲・村上が今季初の2戦連発となる4号2ランを放って3―3の同点。試合は振り出しに戻った。だが、高橋は立ち直れず、直後の4回には佐野に2打席連発となる4号3ランを被弾。4回で92球を投げ3本塁打を含む8安打6失点KOとなった。5回には浜田が3号ソロを放って4―6と2点差に迫り、4月に支配下登録され2試合目の登板となった2番手右腕・丸山翔が5、6回の2イニングを6人でピシャリと抑えて反撃態勢に。だが、7回には3番手左腕・久保がDeNA打線につかまる。最初に打席へ迎えた京田に中日から移籍後初となる1号ソロを浴びると、4番・牧には4号ソロを被弾。さらには前日4日の巨人戦(東京D)で2失策した村上にタイムリーエラーも出てこの回3点を失った。それでも、球団初のリーグ3連覇を目指すヤクルトは諦めない。4―9で迎えた8回だった。中村に3号ソロ、浜田にはこの日2本目となる4号3ランが飛び出して一挙4点を挙げ、8―9と1点差。そして、9回にチーム6発目となる劇弾が待っていた。ヤクルトの2桁得点、1試合6本塁打はともに今季初。16安打は今季最多タイとなった。なお、両チーム合計の1試合最多本塁打セ・リーグ記録は1980年10月19日のヤクルト―中日戦第1試合で12本。この日はあと1本及ばなかったが、11本塁打は2007年7月11日のヤクルト―広島戦以来セ・リーグ16年ぶりだった。ヤクルトが歴史的打ち合い制した!セ記録に「あと1」と迫る11発空中戦、最後は長岡サヨナラ2ラン
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